この時期が転職を始めるならベスト。応募を始めるタイミングを気を付ける

転職活動を始める時期

求人募集が増えるのは「1〜3月」または「6・7月」

1番求人が増えるのは「1〜3月」です。

新年度の事業計画にもとづく求人や、
年度末で退職する人員の穴埋めのために求人を出すことが多いためです。

ただし3月後半には新卒採用活動が始まるため、中途の求人募集はやや減ってきます。

次に「6・7月」に求人が多くなるのは、
夏季の賞与をもらって退職する人がおり、その欠員募集のためです。

特別な事情がなければ「1〜3月」、
「6・7月」の求人募集が増えるタイミングを狙って転職活動するのがおすすめです。

求人募集が減るのは「5・6月」「12月」

求人数は3月をピークに減り始め、
「5・6月」は比較的落ち着く傾向にあります。

企業の繁忙期である「12月」も求人数が減る傾向にあります。
もし転職活動をするなら「5 ・6月」「12月」は避けたほうが良いでしょう。

転職活動は3ヶ月前から準備を始める

転職活動の準備は最低でも3ヶ月前から始めましょう。
まず最初の1ヶ月目は自己分析やキャリアの棚卸しなどにあてましょう。

2ヶ月目は企業の情報収集、書類作成をしたり、転職エージェントに相談してみましょう。

3〜4ヶ月目は複数の企業へ応募をし始めて、
順調にいけば書類選考・面接へ進めます。

内定をもらって転職活動は終了となります。

現職とのスケジュールを両立させる

現職を続けながら転職活動をする場合、
繁忙期なども考慮してスケジュールを考えましょう。
転職活動の成功の秘訣はスケジュールをきちんと立てることです。

そして転職活動中のスケジュールはもちろん大事なのですが、
おろそかにしがちなのが退職日の調整。

引き継ぎや有休消化も考えて余裕をもったスケジュールを立てましょう。

中途採用が活発なときに転職活動するメリット・デメリット

◎多くの求人の中から良い条件の転職先を見つけられる

求人が多いときに転職活動するときのメリットは、
多くの求人の中からより良い条件の転職先を見つけられる可能性が高いことです。

幅広い選択肢の中から自分に適した企業を見つけることができるので、さまざまな企業の求人を見てみることをおすすめします。

◎転職できる可能性が高くなる

求人が多いと選考に進めるチャンスが増え、内定をもらえる可能性も高まります。
またさまざまな企業が選考を行っているので選考のテンポも早くなり、
転職活動のスピードも早まります。

◎大手企業や人気企業の倍率が上がる

中途採用が活発な時期というのは、転職活動しているライバルも多くなります。
そうなると、大手企業や人気企業の倍率も上がるのでそれらを狙って転職活動する人は苦戦することになります。

アピールできるスキルや実績がより重要になってきます。

◎転職エージェントのサポートが十分に受けられない可能性がある

転職エージェントを利用して転職活動しようと考えている人は、時期によってはサポートが十分に受けられない可能性があるということを頭に入れておきましょう。

中途採用が活発な時期は転職エージェントも1人で多くの人を担当することになり、ときには一人一人のサポートが手薄になってしまうことも。

複数のサービスを利用して、上手にスケジュール管理しながら転職活動していきましょう。

内定をもらってから現職で確認すること

◎現職の就業規則を確認する

退職希望日のどれくらい前までに退職願を出すのかなど、就業規則で定められています。
就業規則を守らない場合、賞与や退職金が出ないこともあるので、必ず確認しましょう。

◎現職の仕事の状況を考慮する

現職の仕事のプロジェクトの進行具合や引き継ぎに要する時間を考慮して、迷惑のかからない時期に退職するようにしましょう。

◎有休がどれくらい残っているか考える

有休がどれくらい残っているのかによって有休消化の日程も発生します。
必ず確認しましょう。

退職日はどうやって決める？

◎入社日の前日に退職日を設定できればベスト

会社員が加入する社会保険のうち、健康保険、厚生年金保険、
介護保険は会社と従業員で半分ずつ負担しています。

もし会社を辞めた場合は自分で国民健康保険や国民年金の手続きをしなければなりません。

退職から次の会社への入社日が空いてしまうと、
国民健康保険や国民年金を自分で負担しなければいけなくなります。

国民健康保険と国民年金は日割り計算できず、毎月納付しなければいけないため、期間が1日でも空いてしまうと自分で切り替えをしなければなりません。
そのため転職先の入社日の前日に退職日を設定できるのがベストです。

◎賞与をもらって辞めたい場合はいつ退職するのが良い？

賞与の出る頃に退職を検討している場合は、賞与の支給日を確認して、
支給日に在籍しているようにしましょう。

賞与を満額でもらいたい場合には、支給日後に退職を申し出るのが良いです。
また賞与をもらってから退職することに問題はありませんが、円満退職のためにしっかり引き継ぎを行ってから退職するようにしましょう。

◎内定から入社日は2〜3ヶ月後が妥当

内定をもらってから現職に退職の意向を示して、
引き継ぎ、有休消化などすると考えると一般的には2〜3ヶ月かかるとされています。なので面接で入社希望日を聞かれた場合、回答としては2〜3ヶ月後が妥当です。