離職率が高い職業でも向いている人の特徴を調査

離職率が高い業界とは

１位　宿泊業・飲食サービス業

業界別新卒3年以内の離職率を見てみると、
離職率の高い業界1位は宿泊業・飲食サービス業で51.4%でした。

新規大学卒就職者の就職後3年以内の離職率の平均が32.3%なのに対して19.1%高いという結果になっています。
宿泊業・飲食サービス業は休日が少なくなりがちなことや、
消費者を相手にすることでストレスが溜まりやすいのが離職率の高さに繋がっているようです。

宿泊業

飲食業

２位　生活関連サービス業・娯楽業

離職率の高い業界2位は生活関連サービス業・娯楽業です。
生活関連サービス業とは、
主に日常生活に関わるサービスを提供したり、娯楽を提供する事業所が分類されます。

例えば
生活関連サービス業は、
クリーニングショップや理髪店、美容室、エステティックサロン、旅行代理店、葬儀屋なども該当します。
娯楽業は、映画館や劇団、競輪場、競馬場、プールなどがあります。

これらの業界も休日が少なくなりがちですし、
キャリアアップが見込めないことが離職率の高さに繋がっているようです。

３位　教育・学習支援業

離職率の高い業界3位は教育・学習支援業です。
これらの業界も休日が少なくなりがちですし、
子どもの成績を上げなければいけないというノルマもあります。

また業務量が多く、勤務時間が長くなりがちです。
その割に給料も高くないということで高い離職率に繋がっているようです。

(厚生労働省「新規学卒就職者(令和2年3月卒業者)の就職状況を公表します」より)

離職率が高い職業の特徴とは？

BtoC業界

離職率の高い業界上位3位の特徴を見てみると、BtoC業界ということがあげられます。

BtoCは”Business to Consumer”の略で、
企業が一般消費者を対象に行うビジネス形態のことをいいます。

接客を仕事にするというのは想像よりも厳しく、ストレスも溜まるものです。

身近な存在であることから就職活動時にイメージが湧きやすいBtoC業界ですが、
なんとなくのイメージで働き始めるとギャップを感じて離職してしまう確率が高いのかもしれません。

個人営業のよくあるクレーム

◎商品やサービスの品質不満
◎遅延や配送の問題
◎誤解や誤解に基づく不満
◎カスタマーサポートの不備
◎料金や請求の不明瞭さ
◎アフターサービスの不足

休日が少ない

離職率の高い業界上位3位の特徴として、休日が少ないということがあげられます。
休日が少ないとストレスや不満も溜まり、離職率が高くなるようです。

売り上げノルマがある

売り上げノルマがあるというのも離職率の高い業界上位3位の特徴としてあげられます。
売り上げノルマが課されると日々ストレスが溜まります。

また表立ってノルマがなくても、
「暗黙の了解」として存在している場合もあります。

離職率が高い職業でも向いている人の特徴

◎その職業に憧れがある人

離職率が高い職業でも向いている人の特徴として、その職業に憧れがある人があげられます。
職業に憧れがあるとやりがいも感じられますし、仕事をつづけるモチベーションがありますよね。

離職率が高い業界上位３位は、憧れの職業でもあります

◎ノルマを達成するのが好きな人

ノルマを達成するのが好きな人は離職率が高い職業でも向いています。
ノルマを達成するための過程を楽しめる人は離職率の高い職業でも向いています。

◎キャリアアップしたい人

キャリアアップしたい人は、離職率が高い職業でも向いています。
離職率の高い職業は、
人材の流動性が高く離職率の低い企業に比べてキャリアアップしやすいからです。

◎忙しい仕事が好き

ちょっと余裕のある仕事よりも忙しくしている方が好きという人は、
離職率が高い職場でも向いています。

例えば離職率の高い業界１位の宿泊業・飲食サービス業を思い浮かべてみると、人手不足で忙しくしているイメージがあります。

そういった職場でもうまく働く自信のある人は、離職率が高い職場でも向いています。

◎気力と体力に自信がある人

気力と体力に自信がある人は、離職率が高い職場でも向いています。
離職率が高い職場は居心地が悪かったり、激務だったりと、気力と体力を必要とします。

なので気力と体力に自信がある人は、離職率が高い職場でも向いています。

◎人と接するのが好きな人

人と接するのが好きな人は、離職率が高い職場でも向いています。
離職率が高い業界上位3位を考えてみると、消費者と直接触れ合う機会が多いです。

人と接するのが好きでないと、なかなか続かない業界でもあります。
人と接するのが好きな人は、離職率が高い職場でも向いています。