転職エージェントのスカウトメールで騙された。この文章には気をつけろ

スカウトメールの種類

転職サイトからの自動送信メール

求職者が転職サイトに登録したときに入力した情報をもとに、
システム上の自動処理で送られてくるスカウトメールです。

文章はテンプレで、いわゆる「ただのDM」です。

「ただのDM」なので特に目を通す必要はありません。

転職サイトの担当者からのスカウトメール

担当者が転職サイトのシステムで、
求職者の情報と求人条件を検索にかけて一致する人に送るスカウトメール。

検索をかけるのに人の手が加わったくらいで、自動送信メールとほとんど変わらないメールです。
特に目を通す必要はありません。

企業の人事・採用担当者からのスカウトメール

転職サイトに求人を出している企業の人事や採用担当者が、
求職者の経歴をきちんと読んで送っているスカウトメール。

企業側が「攻め」の求人活動をしたいときに使う手法です。


その企業が自分の条件に合う企業なら、返信しても損はないでしょう。

提携している転職エージェントからのスカウトメール

小・中規模の転職エージェントと提携し、
求職者の情報を提供している転職エージェントもあります。
そんな転職エージェントを使うと、
提携している転職エージェントからもメールが届く場合があります。

その中でも連絡担当のスタッフから届くメールと、
実際に担当してくれるエージェントから届くメールの２パターンがあります。

連絡担当のスタッフのメールはコピペや使い回しの文章であることが多い一方、
エージェントから届くメールはきちんと一人一人に対して文章を考えてくれていることが多いです。

こんなスカウトメールは読まずに無視！

釣り求人のスカウトメール

これは転職エージェントのスカウトメールにある事例です。

大人気の企業から転職エージェント経由でスカウトが来ていると見せかけて、
実際に面談を設定したら
「その企業の求人は今紹介できないのですが他の求人はどうですか」
と他の企業の求人を見せられるパターンです。

大企業の求人をエサにして転職エージェントとの面談を設定させる釣り求人のスカウトメールはもはや悪質です。誰もが知ってる大企業の求人がきたら、応募したくなるのは仕方ないですよね。

対策としてはそういった大企業がスカウトメールを送ってくることはまずありえないと思っておくこと。

良いスカウトメールの見分け方

自分の経歴やスキルをちゃんと見てくれている

自分の経歴やスキルのどんなところが業界や会社で役に立つのかなど具体的に書かれているのは、
良いスカウトメールです。

ただし個人情報は自動挿入もできるので、
文章が当たり障りのない印象なら定型文と変わらないので無視して構わないでしょう。

難しいのは経歴を詳細に見ないと分からないような情報が書かれているメールもなかにはあることです。

そういったスカウトメールは本気度が高いと言って良いでしょう。

興味のある業界からのスカウトメール

自分の興味のある業界からのスカウトメールなら、返信するのもアリです。

スカウトメールがくるということは企業の採用基準を満たしているということですから、
返信して求人に応募するのも良いのではないでしょうか。

転職サイトのプレミアムスカウトメール

転職サイトにはスカウトメールの中でも選考に直結するような、
優先すべきスカウトメールがあります。

◎リクナビNEXTなら
「プライベートオファー」

◎マイナビ転職なら
「プレミアムスカウト」

◎dodaなら
「面接確約オファー」

◎ビズリーチなら
「プラチナスカウト」がそれにあたります。

これらのスカウトメールは選考に直結しており、
とにかく選考に進みたいという人にとっては見逃せないスカウトメールです。

ただしある程度スキルや実績があって、プロフィールを詳細に登録してある人には、
これらのプレミアムスカウトメールも届きやすいのでその中からさらに精査する必要があります。