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退職してから転職活動する際に必要な貯金額とは？
離職期間の支出
離職期間の支出項目は以下の通りです。
・生活費
・保険・年金・税金
まず生活費は、
家賃や食費、水道光熱費、交通通信費、医療費、消耗品にかかったお金です。
政府の「家計調査 家計収支 単身編」によると、2022年の平均生活費は161,753円です。
次に税金関連の支出は、
健康保険、年金、住民税の3つです。
退職するとそれまでの健康保険から抜けて、保険に入り直すことになります。
年金も在職時に加入していた厚生年金から国民年金に切り替えて支払います。
住民税は、退職すると自分で納付するようになります。
税額は前年の収入源を元に算出します。
離職期間にはこれらの支出が増えることになるので、余裕をもった貯金が必要です
転職活動の支出
転職活動は何かとお金がかかるものです。
転職活動ではスーツやカバン、靴などの衣服代や面接会場までの交通・宿泊費、時間の合間に入るカフェ代など意外にお金を使っていることが多いです。
IターンやUターン転職を考えている人は交通・宿泊費がさらにかかるでしょう。
また面接のアピールポイントのために資格勉強をしていて、教材費などがかかる場合もあります。
想像以上に転職活動での支出は多いものと考えたほうが良いでしょう。
給与半年分ほど貯金があると安心
これらを踏まえて、退職してから転職活動をする際に必要な貯金額は、
給与半年分ほどあると良いです。
転職活動期間は平均3ヶ月〜半年かかると言われています。
そのように考えると、給与半年分の貯金は必要でしょう。
退職してから転職活動するとなると、
生活費に加えて税金や保険等の支出も増えるので、多めに貯金があるに越したことはありません。
本当に金銭面が心配な場合は、在職中に転職活動をするのが一番安全です。
必要な貯金額を貯めることで、余計な心配をしなくて済む
転職活動はただでさえ心配事の多いものです。
それに加えてお金の心配も加わると、転職活動に専念できません。
なので必要な貯金額を貯めてから転職活動を始めることで、安心して転職活動に専念できます。
この貯金額なら転職活動しないほうがいいかも？その額とは？
転職活動にかかる金額
リクナビNEXTのアンケートによると、
転職活動にかかるお金は7割の人が「10万円未満」と回答しました。
スーツなどの衣服代、交通費などを合計するとそれくらいの額になるようです。
働きながらの転職活動ではいくら貯金が必要？
先ほどと同じリクナビNEXTのアンケートで、
働きながら転職活動をする際の貯金の額について、約7割が「50万円未満」だと回答しました。
退職してからの転職活動ではいくら貯金が必要？
リクナビNEXTのアンケートで、退職してからの転職活動で必要な貯金の額について、
「10万円未満」という回答が最も多く、
次いで「10〜50万円未満」という回答が多くなりました。
働きながらの転職活動の貯金額と、
退職してからの転職活動の貯金額は意外に差がないという結果になりました。
転職活動に必要な貯金額の最低ラインとは？
以上の結果を踏まえて、
転職活動に必要な貯金額の最低ラインは「10万円」であるという結論に達しました。
10万円はあくまで最低ラインで、これ以上のお金がかかる可能性も大いにあります。
転職活動の期間が長引けば、その分出費もかさみますし、10万円以上の貯金は必要でしょう。
貯金額が10万円未満の場合、転職活動をするのは精神的にも余裕がなくなりそうです。
貯金がないけど転職したい場合は？
働きながら転職活動する
貯金がないけど転職したいと言う場合は、仕事を辞めずに働きながら転職活動するのが良いでしょう。
貯金がないのに会社を辞めてしまうと、金銭面での不安が常にあり、転職活動に専念するのが難しくなります。
なので貯金がないうちは会社を辞めずに、働きながら転職活動をすると良いでしょう。
失業保険やボーナス、退職金などもらえるものは忘れずにもらう
失業保険は自己都合の退職だと、
支給まで最低3ヶ月の待機期間がありますが、
ボーナスや退職金などもらえるお金は忘れずにもらうようにしましょう。
ボーナスをもらってから退職するには、支給前に退職を告げると査定にマイナスになる可能性があるので、支給日後に退職を告げるようにしましょう。
退職金をもらえるかどうかは会社によって異なるので、
就業規定の「退職金規定」を確認してみましょう。
アルバイトをする
貯金がないけど退職して転職活動をしたいという場合は、
アルバイトをしながら転職活動をするのも一つの手です。
ただしアルバイトをやりすぎても転職活動に支障が出るので、
日雇いや短期のアルバイトがおすすめです。
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