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希望年収？
中途採用と新卒採用との違い
新卒採用をはじめ、はじめての就活の際は「ポテンシャル採用」が主です。
個々人の能力差はあれど、初心者未経験ばかりなのは企業側も承知の上ですから、
自分で給与の希望額を提示するのではなく、
会社の規定の一番下から、というパターンがほとんどのはずです。
しかしながら、転職となると話は変わってきます。その人がこれまでどんな職種でどんな経験をし、どんな学びを得てきたか、どれだけの年数働いてきて、何か取得している資格はあるのか･･･。
それって人それぞれですよね。例えば同じくらいの歳の求職者を比べたときに、より経験豊富な方をいいなと思うのは何も不思議なことではありませんし、もし理想的な経歴を持っている求職者が現れたら、この人に是非うちで働いて欲しい！と思うでしょう。
そういった企業側と求職者の駆け引きに、「希望年収」は大事なカードになってきます。
希望年収って言いづらい･･･！
とはいえ、「私の希望年収は○○○万です！」
なんて、ちょっと、いいえかなり、言い出しづらいですよね。
そもそも自分の市場価値がどれくらいなのか、値段をつけるのだって難しいです。
分からないまま希望年収を面接で伝えてしまうなんてことは避けたいところ。
そんなときは遠慮なく、エージェントやアドバイザーを頼りましょう。
彼らは就活のプロですから、自分の持つスキルや経験が客観的にどれほどなのか、どれくらい需要があるのか、統計的なデータや相手の企業の情報を元に一緒に考えてくれますし、企業がどんな人が欲しいのか人事から直接リサーチしていますから結構有益なはずです。
希望年収を伝えるときの注意点！！
ステップ①基本は規定に準じよう
求人票を見れば、「モデル年収300〜450万」などといったように、給与については必ず何かしら記載がされていると思います。基本的にはこれから大きく外れることはありません。
もちろん、何か突出した経歴をお持ちの求職者であれば話は変わってきますが、そんな人は多くありませんよね。
そのように求人票に記載しているにも関わらず、希望年収を聞かれて「1000万円です！！」なんて答えた求職者を見て、面接官はどう思うでしょうか。
「なんでここに応募してきたんだろう？」とか、
「ちゃんと求人票確認してきたのかな」といったように、
疑念を抱かせてしまうのではないでしょうか。
希望年収は思ったよりも重要な質問です。せっかく面接の評価は良かったのに、希望年収の返答をミスしただけで落ちてしまった･･･なんてこともあるぐらいなのです。
そこで、まず最初は求人票に記載の規定額を基準にしましょう。
ステップ②自分の市場価値を測ろう
先ほども述べましたが、ほとんどの方は自分の市場価値、
つまりどれくらいの給与で働くのが妥当なのかよく分かっていないのではないかと思います。
「今の給与に不満はあるし、同じようなスキルレベルで、もっと稼いでいる人がいるんだから、○○○万はもらって当然では？」
といったような大体の予測はあるかもしれませんが、
やはり客観的にアドバイザーなどに話を聞いておいたほうが良いと私は思います。
というのも、間違った情報を得ていたり、勘違いしている場合もありますし、自分で調べられる範囲は限られていますから、膨大なデータを保持し経験豊富なアドバイザーに聞く方が手っ取り早く、信憑性があるためです。
ステップ③自分の希望は「必ず」伝えよう
この流れでこんなことを言うと「え？」と思われるかも知れませんが、
とりあえずアドバイザーに対しては、必ず、自分の希望を伝えるべきです。
勇気が要る方もいらっしゃるかもしれませんが、それが可能なのか困難なのかはもちろん、その職種でその年収に至るにはどんな過程を踏めば良いのか、どのくらいかかるのか、そんなことをしっかりおしえてくれるはずです。
また、アドバイザーに対しても、面接官に対しても、
希望年収は「最低限どれだけ欲しくて、できればどのくらい欲しいのか」を意識して伝えると良いでしょう。最低限、というのはよほどのことがない限り現在の年収になるかと思います。このワンクッション「最低限」を挟むことで、貴方の希望年収のアピールには現実味が増します。
面接の際は、その最低限の後に続く希望年収額も、とりあえず理想的な高額を提示するのではなく、根拠をもった現実的な額にすることです。
これがいくらかはアドバイザーに聞いた金額などを参考に設定しましょう。
注意点としては、
採用されたいがあまり深く考えず希望より低めの金額を提示してしまうことでしょうか。
企業としては安く雇えるならそれに超したことがありませんので、
「前のところより給与が下がってしまった･･･！！」なんてことにならないように、
最低限いくらかの設定は採用後の貴方のためにも譲るべきではありません。
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