面接で嘘をついた人の末路。実際に内定を獲得しても大変なことになる

面接でついてしまいがちな嘘とは？

◎経歴
面接でついてしまいがちな嘘として、経歴があげられます。
在籍期間が短い会社の経歴を省略したり、また在籍期間を偽ったりするというような事例があります。

しかしこれらは入社後に社会保険の履歴を確認されたらバレます。
経歴は正直に伝えましょう。

◎転職理由
ありのままのネガティブな転職理由を伝えるのは、ためらわれることもあるかもしれません。

しかしそのために親の介護や自身の体調不調というような嘘をついてしまうと、面接で何回も深掘りされたときにボロが出て、バレてしまいます。

退職理由がネガティブな場合は、
嘘をつくのではなくポジティブに言い換えるように努力しましょう。

◎実績
会社内でどういった実績をあげたのかどうかは、社外の人間が調べようがないです。

だからといってあげたことのない実績を面接で話すのは止めましょう。

面接で嘘だとバレることはないかもしれませんが、その会社に入社したときに実力は分かります。
実力が分かった時に「本当にその実績をあげたのか」と疑われて会社内での信用をなくしてしまいます。

嘘の実績を面接で言うことは、
会社内での信用をなくして居心地が悪くなるのでやめましょう。

◎スキル
面接でスキルについての質問があったときに使えないパソコンソフトを「使える」と言ったりしてしまうなど、面接でつい嘘を言ってしまうこともあるかもしれません。

しかし入社してから苦労することになるのは自分です。
質問に対して即答することも大事ですが、
ちょっと考えて「今は使えませんが勉強します」などの答えを返せるようにしましょう。

今は使えないことを認めつつ、今後勉強するという姿勢を見せることが大事です。

後の章でも述べますが、入社してからどのように頑張っていくのかを示すことも面接でのアピールポイントになります。

面接で嘘をついたらどうなる？

内定取り消し

面接で嘘をついてバレた場合、内定取り消しということもありえます。

内定を得られたとしても、資格や経歴などの嘘がバレた場合は内定取り消しとなる可能性があります。
資格は入社時に提出書類が必要となった場合に、その書類がなければ嘘だと判断されてしまいます。

また経歴は社会保険の履歴を見て、申告された内容と事実と異なった場合に嘘だと判断されます。
そうなると信用問題となり、内定を取り消されることも多いにあります。

解雇

面接での嘘がバレた場合、解雇になる場合もあります。
入社後に資格や経歴の詐称が発覚した場合、懲戒対象となり、
最悪の場合解雇になる可能性もあります。

懲戒解雇となった場合、経歴にも残るので次の転職活動は難しいでしょう。

社内での信用を失う

面接での嘘がバレた場合、
内定取り消しや解雇まで至らなくても社内での信用を失うことにはなります。

入社して早々、周囲から信用されていない状況になるのは辛いです。
面接で嘘をつくのは絶対にやめましょう。

面接で嘘をつかずに自分の強みをアピールする方法

自己分析で自分の強みをしっかり分析する

自己分析で自分の強みをしっかりと分析しましょう。
誰しも自分にしかない強みがあるはずです。

それさえ分かれば、嘘をつかずとも面接で十分アピールポイントになります。

具体的な成果だけでなく、失敗から学んだこともアピールになる

面接だとつい具体的な成果をアピールしようと考えがちですが、
アピールできることはそれだけではありません。

失敗から学んだことや失敗を避ける対策も十分なアピールポイントになります。
具体的な成果と言われると難しいかもしれませんが、
こうした「学び」は仕事をしていれば出てくるでしょう。

こういった点もアピールしていくと良いです。

これまでの実績やスキルに自信がない場合は、今後の頑張りをアピールする

面接ではこれまでの実績やスキルもチェックしていますが、
入社してからの頑張りも重視されています。なので、実績やスキルに自信がない人は今後どう補って頑張っていくのかをアピールしていくのが良いでしょう。

面接はこれまでの実績やスキルをアピールする場だと考えがちですが、
それだけではなく将来のポテンシャルもチェックされています。

面接を前者のように考えていると、
自分の実績やスキルに自信がないときに嘘をついてしまいがちです。

しかし後者のように考えていると、今自分に足りていないスキルや実績をどう補って頑張るのかという点を考えながら、ポジティブに面接にのぞむことができます。