HSPで在宅ワークはおすすめできる?繊細さんが働く方法

フルリモートの仕事

HSPとは、

生まれつき視覚、聴覚などの五感が敏感で、
周りからの刺激を受けやすい特徴を持つ人のことです。
つまり、感受性が高く繊細な人といえます。

真面目さんが多く、マルチタスクよりもシングルタスクが得意であるそう。
5人に一人がHSPに当てはまるとも言われており、
もしかしたらこの記事を読んでいる貴方もHSPなのかもしれませんね。

とはいえ、間違えてはいけないのは、HSP≠精神の病というところです。
HSPはあくまで個人の特性であり、うつ病や統合失調症のような精神疾患とは違って、治療するようなものではありません。

HSPにおすすめしない副業・在宅ワーク

HSPとは?

HSPだと何か不都合があるのでしょうか?
先程も述べた通り、HSPはとても繊細です。
たとえ自分に向けたものでなくとも、怒鳴り声をあげる上司や、舌打ちする取引先、叱られて泣く後輩を見ただけで、関係ないとわかっていても、その感情を強く感じて疲れてしまうのです。

また、HSPは特に音に敏感だそうで、例えば通勤時の満員電車でも、誰かの会話やイヤホンの音漏れ、咳払いなど、一度気になるとそれがストレスになってしまいます。

こうした特性はHSPではない人の理解や共感を得づらく、「なんで自分はうまくできないのだろう、、、」「みんなに合わせなきゃいけないのに」と自己嫌悪に陥ってしまうこともしばしばだそうです。

オフィスワークだと、人との関わりは避けて通れませんので、
HSPにとってストレスフルだということは想像に難くありません。

HSP×在宅ワーク

在宅ワークは誰にも会う必要は無い!

在宅ワークの利点は、
これまで読んでくださっている方はもう理解されていると思いますが、
誰にも会わなくても仕事が出来るところです。

もちろん、急な連絡事項などで電話や会議が生じることはありますが、
基本メールやチャットですし、出勤時と比べれば直接会話する機会は断然少ないですよね。

また、環境を自分の働きやすいように変えられるのもメリットです。多かれ少なかれ他者の存在や雑音などに気持ちを左右されやすいHSPにとって、他人がいない上自分の家という心休まる場で働けることは理想的です。

もし外の音がうるさかったら、お気に入りのBGMをかけるとか、イヤホンするとかで改善できますし、これはもちろん会社ではできないことですよね。

そして何より通勤しなくてよいところは大きなメリットです。
時間の面はもちろん、HSPにとって、満員電車というシチュエーションが全カットできるところは大きな魅力であるはずです。

始業から終業まで、誰にも会うことなく仕事が終えられる在宅ワークはHSPに特におすすめできます。

しかし、デメリットもあり

こういうと、HSPにとって在宅ワークは天国だ!
と思われるかもしれませんが、メリットばかりではありません。

確かに人間関係や不特定多数との関わりは減って、ストレス自体は軽減が見込めます。しかしながら、対面だからこその情報はオンラインではわかりづらいこともあります。電話口やメールだと不機嫌なのかな?と感じる相手に対して必要以上に対応を悩んだり、会議などで、対面だったらまだ伝えやすいのに、意見を言うベストなタイミングが分かりづらくなった、という場合もあるようです。それはそれでHSPにとっては悩みになってしまうのも理解できます。

また、HSPの真面目さのために、メールや電話がないか常に気になって心が休まらなかったり、連絡が忙しい会社の場合そういった着信音自体がストレスになってしまうことも。

加えて、作業の進捗が個々人に任せられることが多い在宅ワークでは、マルチタスク的な対応を求められ、マルチタスクが苦手なHSPにとっては一苦労なのだそうです。

HSPである自分と上手く付き合おう

HSPもその程度や何が一番ストレスかはその人によりますし、職場のスタイルにもよるでしょうから、今が働きづらいと思うならば、一旦ちょっと今のお仕事を考えてみてください。

自分にとって何が解消されれば働きやすいだろうか?

どんな仕事だったらストレスが少ないだろうか?と、自問自答してみてください。

満員電車がいちばん辛いなら在宅ワークを検討するのが良いでしょうし、上司が怒鳴ってばかりなのがストレスならば移動や転職を、在宅が合わないなら出勤に変えてもらえないか聞いてみるなど、試してみるのも良いでしょう。

個人的には、会社選びをしっかりすれば、HSPにとっては在宅ワークが一番働きやすいのではないかな?と思います。会議や電話対応が多いとストレスかもしれませんが、業種などを考慮すればそういった音声対応やマルチタスク的な作業が少ない在宅ワークも見つかるのではないでしょうか。あるいは、週の一部は在宅で、あとは出社というスタイルを採る会社もありますよね。

毎日在宅ワークは辛いかも、という方であれば、こういう形式を考えても良いかもしれません。

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